米粉パンの比較実験シリーズ。
今回は、「サイリウムを入れる順番」を入れ替えると、
米粉パンの食感がどう変わるのか?
サイリウムについて知りたい方は、
コチラの記事も!
>>>【米粉パンのQ&A】サイリウムって何?~親子パン教室ママトリコ~
Contents
【米粉パン】サイリウムを入れるタイミングは?
たくさんある米粉のレシピ。
- 米粉、水といっしょにサイリウムを入れる「先入れ」
- 水、油すべて混ぜた後にサイリウムを入れる「後入れ」
大きく分けて、2パターンあります。
サイリウムを入れるタイミングが違えば、
【実験①】サイリウム「後入れ」してみた
「米粉、さとう、イースト、水、塩」のシンプルな米粉パン
- 油、サイリウム以外の材料を混ぜる
- そのあとに油をいれて混ぜる
- 最後にサイリウムを入れて混ぜる
サイリウムを「工程の最後の方に」入れてみました。
焼き上がり
食感は??
もっちり感が強い↑
ふんわり感が強い↓↓
人によって、3分とはいえ混ぜる「スピード」が変わるため、
どうしても食感の差が出やすいことがわかった。
まとめます
作業時間 | 合計9分 内訳: ①米粉、さとう、イースト、水、塩を3分混ぜる ②油を追加し3分混ぜる ③サイリウム追加し3分混ぜる |
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しんどさ | サイリウムを入れた後の混ぜが、ちょっと労力がいる。ヘラがしなりやすいものだと、手が疲れやすいため、素材が固いしゃもじが便利かもしれない。 |
食感 |
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メリット |
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デメリット |
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【実験①】サイリウム「先入れ」してみた
「米粉、さとう、イースト、水、塩」のシンプルな米粉パン
- 油以外の材料を混ぜる
- そのあとに油をいれて混ぜる
サイリウムを「工程の最初に」粉類とまとめて入れてみました。
高さが出やすい!
中にある気泡のバランスもいい。
穴の大きさが均一になりやすい。
↓↓こちらは卵いりの米粉パン。
穴の大きさが均一なのが
よくわかりますね。
↓卵いり
↓卵なし
食感は?
高さが出やすいため、「ふんわりふかふか」食感を感じた方が多かった様子。
工程の時間も少ないため(最初から粉類と一緒に混ぜ込んでしまうため、サイリウム後入れより工程時間を短縮できる)乾燥が進まないのも大きなポイントではないかと考察します。
まとめます
作業時間 | 合計4分 内訳: ①米粉、さとう、イースト、水、塩,サイリウムを1分混ぜる ②油を追加し2~3分混ぜる (②を2分にした場合と、3分にした場合はさほど食感の差は感じられなかったため、2分でもいいと思う) →作業時間は 合計3分でもOK 内訳:
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しんどさ | サイリウムを入れた後の混ぜが、ちょっと労力がいる。ヘラがしなりやすいものだと、手が疲れやすいため、素材が固いしゃもじが便利かもしれないのは、サイリウム「後入れ」と同じ。 ただ油をいれたあとの2~3分混ぜを、ヘラではなく「手」でボウルの中で捏ねれば、ヘラを使うより楽だった。 (サイリウムを最初から入れるからこそ、手で触って捏ねることができる) |
食感 |
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メリット |
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デメリット | デメリットがないのでは?!!!!! |
【検証結果】サイリウムを入れる順番は「いつ」が正解?
正直、パンを何百回と焼く中で、
「パンの正解ってないな」と感じています。
- どんなクラム(パンの内側)が好きか
- どんなクラスト(パンの外側)が好きか
- 食感はふわふわ?
- 食感カリカリが好き?
好みを見つけて、家族が「おいしい」と言ってくれるパンが正解なのだと思っています。
「もっちり」よりも、小麦パンのような「ふんわり」を求めるなら、失敗、乾燥(混ぜムラ)が少ない傾向の「サイリウム先入れ」をお勧めします。
サイリウムについて知りたい方は、
コチラの記事も!
>>>【米粉パンのQ&A】サイリウムって何?~親子パン教室ママトリコ~